学校歯科検診の結果はいかがでしたか?歯並びに心配のある方は、ぜひ歯科を受診してみましょう。

岡山県総社市井手の、歯科、歯医者、大森歯科医院です。

6月は学校歯科検診の時期ですね。
そろそろ、結果がお知らせされるころでしょうか。

むし歯、歯周病にチェックがあった方は、早めの受診・早めの治療を受けてくださいね。

歯並びに心配があると指摘された方で、歯科を受診するべきかどうか迷っていらっしゃる方も多いと思います。
歯並びを整える治療は、基本的には保険診療の適用外のため、
歯科検診でチェックが入っても、かならずしも歯科受診することを勧められないのが現状です。
「必ずする必要はないってことでしょ?」
「費用が高額になりそうで心配」
「装置の装着や取り扱いをきちんとできるか不安」
などなど、お子さんご本人や保護者の方の不安も相まって、
興味はあるけれど、矯正治療へ踏み出すきっかけを見つけられないまま、という方もいらっしゃると思います。

お子さんの矯正には、このような床矯正装置を用いる場合が多いです。
これは上顎につけるタイプです。
こちらは下顎に装着するタイプです。

お子さんの矯正治療では、上のような「床矯正装置」を使用することが多くあります。
この装置は、主に歯を傾ける力をかけて動かす装置です。
「歯を傾けるだけで、きれいな歯並びになるの?」
「歯を傾けたら、出っ歯にならないのか心配。」
などのご質問を頂くことが多いのですが、
この装置で行う矯正は、装置が歯を傾ける力だけでなく、噛む力やお口の周りの筋肉の力で、適切な歯列へと3次元的に歯を動かすことを目的としています。

ですから、装置を装着するだけでなく、
・きちんとした噛み方、しっかりとした噛む力を身につける
・お口の周りの筋肉や舌が、正しく働くようにトレーニングする
 (正しい呼吸の仕方、正しい飲み込み方ができるようにします)
・お口が関係する悪習癖を改善する
 (爪かみ、指吸い、頬杖など)
これらを行うことが、必須になってきます。

当院で床矯正をお勧めするポイントは、
・歯並びを整えながら、歯並びが悪くなる原因を取り除いていけること
です。
歯並びやお口の周りの環境を(が)整える(整う) ⇄ 顎の骨やお口の周りが適切に成長する
という良い循環ができあがり、成長しながら歯並びやお口の周りの環境はどんどん整っていく仕組みです。
装置の力だけで無理やり動かしたのではなく、成長の力も利用して歯並びを整え、また、歯並びが悪くなるような悪習癖も改善されるため、後戻りしにくい矯正治療であるとも言えます。

このようにメリットの多い床矯正ですが、
「顎の骨やお口の周りの適切な成長を促す」という治療の特性上、治療に適切な時期が限られてきます。
一般的には、9歳を過ぎてくると治療が難しくなると言われています。
9~10歳までに治療を完了させるのが、お子さんの床矯正としては理想的です。
ですから、治療の開始は早けれは早いほどよい、とお伝えしています。
装置をつける前でも、前述したようなお口の周りの筋肉のトレーニングや、悪習癖の改善などは、
コミュニケーションが取れる年齢になれば、すぐにでも始められます。

さて、もう一つよく頂く質問が、
「床矯正をすれば、それで矯正はおわりですか?」
というものです。
床矯正の後に、ワイヤーを用いるマルチブラケット装置を使った治療が必要になる方もいらっしゃいます。
「どうせワイヤー矯正が必要になるなら、その年齢になってから始めてもいいのでは・・・。」
と思う方もおられると思います。

ただ、小さいうちに矯正を始めておくことで、歯並びの問題が骨格性の問題へ移行すること(例えば、顎の骨の問題で、反対咬合になったり、出っ歯になったり、という状態です)を抑えることができたり、悪習癖を子供のうちに改善できるメリットはとても大きいです。
大人になってから骨格性の問題を改善する場合には、全身麻酔による手術が必要になったり、治療期間も大変長くなったり、治療を受ける患者さんの負担もかなり大きくなってきます。
お口に良くない癖も、大人になってから改善するのは難しい場合も多く、改善できたとしても、癖の影響で悪くなってしまった歯並びが、自然に整うことはありません。

お子さんの矯正について、少しアツくお話しましたが(しかも今回で2回目)、
とにかくお伝えしたかったのが、お子さんの歯並びが気になったらまずは早めの受診を!!!
早い段階で矯正に関心を持って頂くことで、余裕を持って治療に取り組むことができます。

当院では、歯並びが気になるお子さんも、矯正を希望されるお子さんも、
まずは、通常の初診で受診して頂き、歯並びのこともそれ以外のお口の中のことについても、
トータルで診断し治療計画を立てていきます。

お子さんのお口のお悩み、ぜひお早めにご相談くださいね。